大町葛温泉　高瀬館スタッフブログ

こんにちは！
週末の今日は、少し風がありますが、朝からとってもいいお天気となりました
暦の上では、来週から入梅とされていますが、今年のこの 〝 異常気象 〟 からは、
夏のお天気がどうなってしまうのか、少し心配になりますね・・・

突然ですが、皆様はもう 〝 菖蒲湯 〟 に入られましたか・・・
我が家では、旧暦の 〝 菖蒲の節句 〟 である、６月４日 （ ← そう、昨晩 ） に 〝 菖蒲湯 〟 に
入ったんです・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
5月5日の子どもの日を 『 端午の節句 』と言いますが、　『 菖蒲の節句　』　とも呼ばれるのを
ご存じでしたか・・・
この時期に花を咲かせる菖蒲の長い葉は、強い香気があるので、この香りの強さが不浄を払い、
邪気を遠ざけてくれると言われています
また 『 菖蒲 （ ショウブ ） 』 は、 『 勝負 』 や 『 尚武 』 に通じることから、
江戸時代から男の子の出生を祝って、端午の節句に菖蒲湯に入ることが習慣になったと
言われています。
子どもの日は親子で 〝 菖蒲湯 〟 の風呂を楽しむ なんていうのもいいかもしれませんね
（ ちなみに昨晩、我が家は子供たちと私との、親子で入りました・・・ ）

『 いずれアヤメかカキツバタ 』 と言って、アヤメ と カキツバタ は見分けがつかない代表
とされていますが、菖蒲とアヤメ、また花菖蒲を、同じ植物と混同している人も多いようですね
葉が長剣状でよく似ているので間違えやすいのですが、風呂に入れる菖蒲はサトイモ科、
アヤメや花菖蒲はアヤメ科で、植物学的には全く別な種類なのです・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
子供たちは、いつもお風呂に行く時は、我先と二人で、競い、 〝　猛ダッシュ 〟して
いくのですが、昨晩は、 『 今日はこの葉っぱをお風呂に入れて入るんだよ 』 と言うと、
〝 二人で猛ダッシュ 〟 どころか、 〝 自分が菖蒲の葉を持って行くのだ 〟 とまたも
奪い合い・・・（笑）　　結局、長い廊下を半分こして行きました・・・
それでも二人共、大事そうに、菖蒲の葉を抱えて持って行き、いざお風呂に入れてみると、
なぜか、とっても大喜び いろ×解かるようになってきてからは、初めてだったので、
それでも楽しそうに入ってくれたので、良かったなぁ・・・と思います

そしてこの 〝 菖蒲湯 〟 には、鎮痛・血行促進効果があるんですね
菖蒲は多くの精油成分を含んでいます。精油成分とは、植物に含まれる芳香成分で、
おもに皮膚を刺激して血行を促進させる作用があります。
菖蒲湯は血行促進の働きがあるほか、鎮痛作用もあり、腰痛や神経痛などもやわらげる
と言われていますね
こういった風習をしておくと、願掛けではないですが、気持ちだけでも違いますね